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京都大学 医生物学研究所

第1271回 高速AFMによる生体分子のビデオ観察

日時: 2017年10月3日(火)15:00~16:30
場所: ウイルス再生研2号館(旧ウイルス研本館)1階 セミナー室
演者: 古寺 哲幸 准教授 (金沢大学・バイオAFM先端研究センター)
演題: 高速AFMによる生体分子のビデオ観察

講演要旨

私たちは、機能中の生体分子の形状と動きを観察するために、原子間力顕微鏡(AFM: Atomic Force Microscope)の走査速度を飛躍的に高めた高速AFMを開発してきた。近年では、顕微鏡装置の改良や高度化を進めつつ、高速AFM観察を様々な生体分子へ応用する研究を進めている。高速AFM観察の最大の特徴は、生体分子の動的な振舞いを直接観察することによって、生体分子の機能メカニズムを単刀直入に理解できるということである。また、観察に必要な試料量が微量でよいことや、従来の構造的手法では解析が困難な生体分子のフレキシブルドメイン、たとえば、タンパク質の天然変性領域(構造をとらないアミノ酸鎖)なども観察できるということも特徴である。本発表では、高速AFMの計測の原理や性能を概観したあと、高速AFMで観察された生体分子の映像を紹介ながら、そこから理解できた生体分子の機能メカニズムについて紹介したい。

主催 京都大学ウイルス・再生医科学研究所
連絡先 : 生体膜システム分野 森 博幸(Tel:751-3995)