ウイルス研究の潮流シリーズセミナー:インフルエンザと次世代ワクチン
| 日時: |
2017年6月14日(水)16:00 〜 17:30 |
| 場所: |
京都大学ウイルス再生研2号館 (旧ウイルス研本館)1階セミナー室
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| 演者: |
長谷川 秀樹 国立感染症研究所 感染病理部部長 |
| 演題: |
インフルエンザと次世代ワクチン |
講演要旨
ワクチンによる感染症の防御方法を考える時、病態の理解が必須である。我々はインフルエンザの病理学的な病態理解を踏まえより効果の高いインフルエンザワクチンの開発を目指している。皮下注射によるインフルエンザワクチンで誘導される免疫は主に血中のIgG抗体である。IgG抗体はインフルエンザウイルスの感染後の重症化を抑える働きはあるが上気道の粘膜表面で感染を防御する力は弱い。ワクチンにより感染を防御するには感染の場である気道粘膜上に中和能力の高い分泌型IgA抗体を誘導する必要がある。鼻腔粘膜上ではIgA抗体、特に分泌型多量体IgA抗体の中和活性が高い事が明らかとなってきた。より効果の高い次世代のインフルエンザワクチンは気道粘膜上に高い中和能力を有するこれらの分泌型多量体IgA抗体を効率良く誘導できるのが理想である。感染防御及び高い交叉防御能を有した次世代ワクチンについて概説する。
| 主催 |
京都大学ウイルス・再生医科学研究所 |
| 世話人 |
がんウイルス分野 土方 誠 (TEL: 075-751-4046) |